今日の寄り道  ワレ奇襲二成功セリ

『大和田無線通信所』跡地
戦後は在日米軍に接収され現在に至る
 
雨上がりの朝
目的地が中々見つからないので
犬の散歩中の地元男性に聞いてみることに・・
 
ちょっとお伺いしたいのですが
旧軍の『大和田通信所』はどちらの方向になりますでしょうか?
 
『米軍の・・』とは聞かないのだ
負け戦ではあったがここはれっきとした
真珠湾攻撃に於ける『トラ・トラ・トラ』(ワレ奇襲二成功セリ)の通信を受信した場所
 
大本営発表・・で始まるラジオ放送は当時の日本人の心を一つにした
そうして直後に戦死者のカウント第一号が・・
太平洋戦争に関連した『死』の総数が300万にも達するとは誰が予想出来ただろうか・・
 
今回私の『御用』は旧軍の面影の一つでもとの願い・・
 
いきなり『らしい』一画に遭遇
迷わずフェンスの間の狭い砂利道を入って行くと・・
 
ログスパイラルアンテナの残骸?
いきなりオドロオドロシイ展開・・
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写真は一枚しか撮れず
 
だって狭い砂利道の向こうから軽4輪がやって来る
軍施設敷地内にてカメラを構えている私は不審者そのもの
 
MPって大文字で書いてあるメットの米兵がカービン銃を構えて・・
なんて事は当然杞憂なんだけど
頭の中は言い訳をイッパイ探している体たらく
 
なさけな・・大和男どこ行った?
 
気が付くと一般世界と違った看板
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調べたら2007年に廃止されていて
“占領軍のための機関”なんだそうだ
 
何故かさっきからドッドッドッドッドロドロと変な音
あれは古いハーレーダビッドソンの不安定なエンジン音・・
 
いよいよヤンキー遭遇かと思ったら
どこかのオジサンがアフリカンぽい太鼓の練習をしていただけ・・
 
っと思ったらいよいよメインゲート?
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そうしてすぐ真横には・・
旧軍の門柱だろうか?
両側とも木製看板が下がっていたと思わしき跡が・・
然しモルタルっぽく安普請なのに剥げ落ちたりした痕跡が無い
ちょっと違うだろうな。。と思う
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林を抜けると広大な野原へ
米軍が固執して維持し続けるには既に不自然な環境
いずれは返還されて近代的なベッドタウン団地に様変わりするのだろうか・・
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大和田無線通信所から3K程の距離に
農家の友人Kさんが4000坪の畑を構えている・・
 
戦時中はねぇ・・
 
でかいだけで線を張った位の大した事の無いアンテナ目掛けて
米軍の連中がバッカバカ落とすもんだから
 
その辺一帯な~んにも無くなっちゃってさぁ
余った分だけ帰り掛けにうちの畑に落としてくんだわ
 
いや~戦後に大きな電動農機具を購入してもさ
み~んな破片で歯がダメになってしまうのさ・・
 
いまだにガチッとか音がすると腹の立つ事・・