今日のウニ  買い物犬

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ホントは何か企んでんだろ? お前
 
 
たまに気が向くと駄犬ウニ号を連れて散歩に出る
 
当然『たまに』しか出歩かない私に比べれば
ウニの方が世の中に知り合いが多い
 
あら~ウニちゃんパパとお散歩?いいわねー!
 
大概はウニの顔を確認してから
皆さん声を掛けて頂いているようだ
 
特定の時間帯と地域では
私より犬の方が世間に知られた存在だというのが何か面白い
 
所で
 
先日何かで『昭和の情景』とかいう項目を読んでいた時のこと
 
懐かしい昭和の思い出を投稿したものだが
黄昏時の豆腐屋のラッパやら
首から買い物袋を下げた犬・・いぬ?
 
そういえば・・
 
いたなぁ・・買い物犬
 
然もあちこちの商店街で見かけたものだ
 
気位を持って堂々と人を縫って歩くのは
決まった様に中型以上の買い物犬だった
 
当時小学生だった私には
肉屋とタバコ屋は駄賃稼ぎの言うならばライフライン
 
肉屋の若い大将は
いつもガキンチョの私をカマッテくれるので大好きだった
 
おっと!ごめんな
ちょっと先にしてやっても良いかい?
 
振り返ると
賢そうな犬がお座りしたまま
じっとガキンチョの無駄話が尽きるのを待っている
 
大将は犬の首から下げた袋から
手馴れた様子でメモ紙とお金を取り出すと
切り分けた肉とつり銭をキチンと包んでまた袋に入れてやった
 
(お買い物できるんだよ!)
 
鼻高々に胸を張って去って行く犬を見送って
私は大将に聞いてみた
 
ねぇ犬なんだから自分で肉食べちゃったりしないの?
 
食べちゃうようだったら
毎日買い物にはよこさないだろ
 
ふ~ん・・
 
そういえば
野菜は重たかったりはみ出したり
魚屋は人が見ないとその日によっても内容が違うし・・
 
そうか成程
買い物犬が行けるのは肉屋とタバコ屋だけって事だ!
 
然しそれって
 
俺は犬と同じレベルって事ぢゃないか!