壮絶な『飲み会』ルール

飲み会幹事をよく行なっていた時期がある
 
騒ぐのが好きな連中が集まるので
飲み会の主旨なんかはどうでもいい
 
当初は集まりが悪かった
 
多業に及ぶ連中の集いに付きドタキャンも出るのは致し方無い
(後から行って割り勘じゃ・・てな類)
 
幹事としては予約した座席数が気になるので『飲み』に没頭できない・・
 
一計を案じる
 
次回からは常に満席に付き座敷を独占する権利を得る
客単価も急騰して店からも急にvip待遇だ
 
方法は簡単
 
中途退席は不許
 
勘定の金額が確定したら壮絶なジャンケンが始まる
一番負けた者が¥1,000出す×繰り返し
難点は勘定確定から支払いまで30分以上かかる事位
 
空席を気にする事も無くなったので幹事としてはとってもお気楽
 
40人もいるのに必ず最後の数人に絡む輩もいるのでめちゃ盛り上がる
盛り上がりに必需な追加飲み物の金額も既に勘定には入っているので安心だ
 
遅れてきた者がイキナリ2000円の刺し盛を頼む・・
 
負け越した時の事を考えれば単価の高いモノを頼むのは当然の行為
 
回を重ねる毎に一人当たりの単価は世にも恐ろしい金額となっていくのであった・・
 
お世話になった店の名前は『白木屋
今思えばあれは急成長前の一号店
 
現在は『モンテローザ』グループとして知らぬ人はいない
 
急成長の要因の一つは我々だった?
 
・・・
 
いい時代だったなぁ
 
まぁ勝手に思いを馳せるのも自由である