爺の昔話 高校生の頃(麻雀編)

季節柄だろうか思い出に耽ってみたくなる

そういえば先日『ゆびとま』から連絡が来てたっけ

小学校と中学の其々の卒業年度で登録してある

懐かしい名前の数々

ちょっと好きだった可愛い女の子に(当時だよ
メールしてみたが宛先消滅により不通

残念だけど

これもまた然り

可愛いあの子は無事に美人のまま私の記憶に留まった・・



高校一年生の私

入り浸りの渋谷の雀荘の美人ママからお声が掛かる

アルバイトしてみない?

翌日から店の開店は私の仕事となる
(ママが夜10時頃にやってくるまで私1人の切り盛り)

学校をサボっても店は開けなければいけない・・

同じ高校の連中が警察の『補導回避』を目的に
大勢がやってくるので思いがけず店は大繁盛

然し私は『打ち子』も兼任だ

面子の足らない会社員達からお声が掛かる

『高校生ですのでお小遣いが・・』

『みそっかす』扱いでの参加狙い

負けたら支払い免除

買ったらがっつり貰える・・

所がマサカの高校生が実は当時『新免武蔵』並みの天下無敵

バカ付きのフリして総取り

次回からムキになった会社員達は
3人で私を凹ましにやって来る

次回からは面倒な『演技』は必要無い・・

当時不良の鑑と成り果てた私の所業は我が家を絶望させ
学校のお金なんか払って貰えなかった

学校の月謝まで麻雀で叩き出した上に
生活費まで家に納入

然も『お小遣い』も潤沢

殆どは『古本屋』へ消えたけど・・


店が深夜に撥ねると

加賀まり子』そっくりの美人ママさんは学生服姿の私を渋谷の夜へ誘った

『関係』なんか有り得なかったけど

今思えばツバメの如き若々しい私はママの自慢だったらしい



しっかりアウトローの人生に自信を持ってしまった私は

爺齢の未だに至るまで脱線しっぱなしである・・