とんがった島

ご近所が慌しい


映像が偽造でなくても
許してくれそうに無い

何となく連想してしまうのは
『60年安保』や『新宿騒乱』の時代

あの頃の日本も湧き上がる粗暴な力の基は『怒り』だった

国内の騒乱を避ける為には
ガス抜きの矛先はもっぱら『日本鬼子』


もう10年近くも経つだろうか

当時勤務していたOEMに依存していた会社は
ことごとく契約違反を喰らう

例えば

発送前日まで生産順調を謳い
5万個を送ったと言っておきながら

実際の到着製品はたったの5000個

発売初日の販約が2万件

怒り狂う大型家電量販店

早速現地に飛ぶ羽目になるが・・


言い訳の言葉の端々に意味深なニュアンスが伴う


『今に・・』

『そのうちに・・』


成田へ戻る空で思い返し愕然となる

言葉は『製品』では無く『関係』に対してなのか

冷笑の陰に見え隠れしていたモノは杞憂であって欲しかった


属国の気配・・


生まれたばかりの娘には絶対『中国語』を勉強させなければ・・
(すっかり忘れていた)


この国の行く末を按じてしまう



憂國